プロローグ 太陽に抱かれて 2025.01.08 もしもあのときあのまま立ち止まっていたのならば、幸せになっていたのだろうか。 この身を引き裂くような|惨《みじ》めさも、|憤《いきどお》りも。 胸の内を暗く空っぽにさせるものなど――なにも、知らずにいられたのだろうか。